毛穴ぽっかり、小鼻がブツブツ真っ黒、下地やファンデでもごまかせない・・・。
でも大丈夫、そんな詰まった毛穴を30日でキレイにするスキンケア法を紹介しますね。
最後まで読めばツルツルキュッと毛穴を感じない、剥きタマゴ肌が叶っちゃいます。
まずは毛穴の開きの正体から、毛穴ケアの基礎をマスターしちゃいましょう。
毛穴づまりの原因でよく言われるのが、皮脂がつまって毛穴が広がる説ですよね。
しかし、毛穴をつまらせる物の7割は皮脂じゃない成分だったりします。
開いた毛穴を押すと、ニュルルン・・・と白っぽいものが出る人はいませんか?
これが毛穴を詰まらせて広げる正体、角栓なんですね。
皮脂の塊と思われがちですが、その正体は古い皮膚と皮脂が混じった老廃物なんです。
ポーラ化粧品の研究によると、角栓の中身の7割程度が古い皮膚(タンパク質)なんですね。
毛穴づまりの原因は皮脂もですが、剥がれ落ちた皮膚がメインだったんです。
参考:ポーラ化成工業株式会社 肌研究計測部 スキンケア開発部,水越興治ほか,2007年,年齢による毛穴の目立ちの実態調査
また、毛穴が黒ずんで困る・・・という人もいますよね。
上で説明した角栓は酸化すると黒く変色し、ブツブツいちご鼻になってしまうんです。
なので、角栓をニュルンと出すと、黒くなっているのは空気に触れる先のほうだけなんですよ。
この角栓を取り除くと黒ずみがグンと減るので、この先で紹介する毛穴の大掃除をしてみましょう。
しかし、垢が出るのは当たり前なのに、なぜ毛穴に詰まる人とそうでない人がいるのでしょうか。
実は、小さな肌荒れや乾燥があると剥がれ落ちる皮膚の量が増え、毛穴が詰まるんですね。
潤って健康な肌は細胞がパーンと膨らみ、外部の刺激を跳ね返す肌のバリア機能が働きます。
しかし、乾燥すると肌細胞がしぼみ、あらゆる刺激が隙間から入り込んで荒れてしまうんです。
これを肌のバリア機能低下と呼び、赤ら顔、かゆみ、肌荒れの原因になるんですね。
肌の荒れなど炎症が起きると、肌を回復させようと新陳代謝が活発になりすぎます。
そのせいで古い皮膚が大量に剥がれ、フケや垢、粉吹き乾燥肌を起こすんですね。
この剥がれた皮膚と皮脂が混じり合い、毛穴の角栓になっていたんです。
つまり、荒れない潤った肌の持ち主は毛穴もキレイなんですね。
乾燥と荒れ、毛穴ぱっくり状態が続けば肌のコンディションは最悪です。
毛穴が開いて戻らなくなるだけでなく、ダメージが蓄積してシワやシミ、たるみも現れやすくなるんです。
実は毛穴開きは毛穴だけの問題ではなかったんですね。
そこで、まずは詰まった毛穴の大掃除法、毎日の毛穴ケアをこれから紹介したいと思います。
まずブツブツ黒ずみ毛穴、ポコポコ詰まり毛穴を開通させましょう。
1週間に1度が限度のちょっと刺激のある方法ですが、毛穴スペシャルケア法を紹介しますね。
まず、モンモリロナイトなどのクレイを使った小鼻パックです。
やり方は簡単で、クレイを水で溶いて鼻に塗り、乾いたら洗い流すだけです。
汚れが吸着され、小鼻の詰まりや黒ずみがキレイになるんですね。
モンモリロナイトやガスールなどのクレイは、大型ドラッグストアでも買えますよ。
この美容クレイは凄い力を持っているので、洗顔法の部分で詳しく紹介しますね。
クレイでも落ちなさそうな頑固な詰まりの場合、思い切って絞り出すのも方法です。
まず、皮膚や毛穴を傷つけないよう、両指の人差し指に濡れコットンを巻きます。
次に、狙った毛穴を挟み込むよう、両側からコットン指でぎゅっと押しましょう。
そうすると、力を入れなくてもニュルン!と角栓が絞り出されますよ。
あまりやりすぎると毛穴が開きっぱなしになるので、本当にピンチの時だけの方法です。
また、すぐメイクすると刺激になるのでメイクの直前は避けましょう。
小鼻の黒ずみがびっちり、肌を明るくしたい場合は乳化オイルマッサージが良いでしょう。
クレンジングオイルを肌に塗り、少しお湯を足すと白く変質してきます。
これは汚れと油が馴染みやすい乳化モードになった証なので、汚れが落ちやすい状態です。
鼻や顎からザラザラした角栓が溶け出た感触がしたらOK、スッキリ洗い流しましょう。
肌のゴワゴワ感やくすみにも効果的なスペシャルクレンジング法ですよ。
毛穴の大掃除は効果絶大ではありますが、肌にダメージもあります。
やりすぎると逆効果なので週に1度を限度に、大掃除の後は保湿を入念にしましょう。
毎日の潤い洗顔と保湿を続けることがキレイな毛穴づくりには重要です。
そこで、次から毛穴を30日でキレイにする毎日のお手入れ法を紹介しますね。
きゅっと小さな毛穴を目指すには、肌を乾燥させない洗顔が大事です。
肌細胞の入れ替わりは約30日間なので、洗顔の結果が出るにもそれくらいかかります。
後で紹介する保湿法と合わせて、30日間毛穴レスチャレンジを始めてみましょう!
毛穴対策洗顔のポイントはこの3つ、ちょこっと毎日の洗顔を変えるだけなんですね。
まずは洗顔アイテムを正しくチョイス、次にお湯の温度も大事だったんです。
詳しい理由やアイテムの選び方について紹介しますね。
お肉を塩麹につけて柔らかく、食べたものを胃腸で消化、どっちも酵素の力です。
同じ要領で、毛穴の角栓のタンパク質も酵素洗顔料がジュワッと分解するんですね。
しかし、肌の表面に残るタンパク質が乾燥を防いでくれるので落としすぎもNGです。
酵素洗顔は多くても週に2回ほど、ちょっと毛穴が詰まりがちな時に使いましょう。
個包装の粉末酵素洗顔料を常備しておくと便利ですよ。
じゃあ、普段の洗顔は何を使うの?と思いますよね。おすすめは2種類あります。
まず40代以上の人、乾燥肌タイプの人はジェル洗顔料がベストです。
最適なのが、グリセリンやアミノ酸、マンニトールなど保湿成分で練られたタイプですね。
簡単に言うと、化粧水の潤い成分をジェル化、汚れを優しく浮かせて落とす仕組みです。
潤いで肌細胞をぷっくりと、毛穴はきゅっと引き締めて美小鼻を作ってくれますよ。
ただ、ジェル洗顔はちょっとサッパリ感に欠ける部分があります。
10〜30代の人や脂性肌タイプはもうひとつのおすすめ、クレイ入り洗顔料が良いでしょう。
クレイの力は毛穴大掃除の部分でも触れましたが、クレイ配合の洗顔料もあるんですね。
クレイでもモンモリロナイトは陽イオン交換性という洗剤に似たパワーも持ち、汚れを浮かせて吸着します。
泥のクリーニングの力は強く、食用油の不純物を取り除いたり、猫砂の臭いケアにも使われるんですよ。
また、モンモリロナイトは肌に見えない皮膜を形成する力があって、肌荒れや乾燥から肌を守ります。
ベントナイト、ガスールというのもモンモリロナイトの事で、カオリンも近い性質を持つクレイですね。
ぜひ、泥や粘土の恵みたっぷりの洗顔料で毛穴ケアしてみましょう。
参考:佐藤努,金沢大学大学院自然科学研究科地球環境科学専攻,2001年,粘土の特性と利用
理想の洗顔方法をマスターする一方で、ダメな洗顔習慣は改めなくちゃいけません。
良かれと思って知らずにやりがち、毛穴を広げるダメ洗顔法もチェックしましょう。
人間の皮膚は毛穴から皮脂を出し、乾燥や外部刺激から肌を守っています。
それをガシガシ落としてしまうと肌が乾燥し、余計に毛穴が開いてしまうんですね。
しかも、皮脂を落とすと人間の皮膚は「ピンチだ、もっと皮脂を出さないと」と感じます。
ガシガシ洗えば洗うほど、余計な皮脂がドバドバ出て毛穴が詰まる悪循環になるんですね。
やってはいけない洗顔法と、やっちゃダメな理由を詳しく説明したいと思います。
安価な洗顔フォームだと、皮脂を強引に引き剥がす界面活性剤のせいで顔が乾いてしまいます。
できればドラッグストアの洗顔フォームはやめて、通販のジェルやクレイ洗顔料にしたいですね。
また、お湯の温度にも気を配ってみましょう。理想は32度程度のぬるま湯洗顔なんです。
これ以上熱いお湯だと顔の皮脂が溶け出してしまい、乾燥と毛穴開きを招きやすいんですね。
同じ理由で、皮脂と馴染みやすく界面活性剤が多いオイルクレンジングも乾燥しがちです。
メイクを落とすなら、適度に油を残してくれるコールドクリームにしましょう。
クレンジングオイルは、本当に毛穴が詰まった時のスペシャルケアグッズと考えて下さいね。
マスカラや濃い色リップが落ちにくい場合、ポイントメイク落としを別に使いましょう。
また、毛穴ケアといえば貼ってベリッと剥がす、毛穴パックですよね。
角栓がびっちり取れて気持ち良いので大人気ですが、肌への刺激は強めです。
関係ない皮膚も剥がれて、ダメージを感じた肌が硬くゴワゴワになります。
同じ理由でピーリングやゴマージュ、スクラブ洗顔などもあまりおすすめできません。
洗うならぬるま湯で、皮脂を落としすぎない低刺激洗顔が毛穴ケアの鉄則ですよ。
そして、毛穴がクリーンになってからも手は抜けません。保湿は大事ですね。
乾燥は毛穴開きのもと、完璧な保湿こそがキュッと目立たない毛穴を作ります。
この保湿法も30日続けて、理想のなめらか肌を完成させましょう。
保湿成分は水に溶けるもの油に溶けるものがあり、どちらも捨て難い美肌効果があります。
肌をぷるぷるに潤すなら、化粧水と油分の多いクリームの両方が必要なんですね。
まず、水に溶けるヒアルロン酸やコラーゲンを化粧水や美容液でチャージしましょう。
その後で油に溶けるセラミド入りのクリームでケアするのが良いんですね。
ヒアルロン酸やコラーゲンは水を蓄えて角質をぷっくり保湿します。
セラミドは角質層に染み込んで水を蓄える保水成分なので、さらにモチっと潤いますよ。
肌細胞が潤いで膨らむと毛穴もきゅっと圧迫され、肌がなめらかに見えてきます。
保湿成分は粘りがあったり、配合された油分がヌルっとする場合があります。
なので、サラッと浸透するものよりもちょっとベタベタするくらいのテクスチャがおすすめです。
乾燥によるぱっくり毛穴を撃退するには、使用感よりも保湿力を優先しましょう。
また、長年のぱっくり毛穴のせいで毛穴が縦に伸びてしまう場合があります。
その場合は、高分子ポリマーというネット状の成分で肌にハリを出す、形状記憶ジェル美容液が良いんです。
これはテクスチャが固め、プリプリ系オールインワンゲルでも近いパワーがありますよ。
プリっとハリを出して毛穴を小さく見せますし、ポリマーが毛穴の凹凸を埋めてくれます。
凹凸をカバーしたポリマーに光が反射し、顔のくすみが目立たなくなる力もあるんですね。
ポリマーは化粧ノリを良くする力もあるので、ぜひ形状記憶ジェルの美容液を試してみましょう。
毛穴大掃除でキレイになるうちはまだ良いですが、治りにくい毛穴の開きもあります。
ニキビ跡のクレーターや、開き切った巨大ぽっかり毛穴などですね。
上で紹介した形状記憶ジェルで多少カバーできますが、ハッキリ目立たなくするのは難しいと言えます。
そんな時は、美容皮膚科で受けられるレーザー治療もひとつの方法です。
毛穴の色素沈着、角栓除去、毛穴の縮小効果のあるレーザーを当てて、毛穴を目立たなくします。
毛穴がたるんで縦に伸びてしまった人にも、レーザー治療は向いていますよ。
小鼻なら1万円程度から受けられる医院もあるので、悩んでいるならクリニックも良いでしょう。
最後に、毛穴の目立たないなめらか美肌づくりのメソッドをまとめますね。
この3ポイントを守って30日間スキンケアすれば、毛穴がグンと変わるはずですよ。
40代以上で乾燥が気になるならジェル洗顔、さっぱり好みならクレイ洗顔料ですね。
保湿化粧品は化粧水から美容液、クリームを順番に使ってこっくり潤いを閉じ込めましょう。
肌の皮膚が生まれ変わるのは概ね1ヶ月なので、まずはこのメソッドを30日続けて下さいね。
きっと鼻の毛穴だけでなく、Tゾーンや頬の毛穴もキレイになっているはずです。
化粧ノリも変わるので、ぜひ1ヶ月後に肌コンディションの違いを実感してみましょう。